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湯ヶ島層群 マツザキサザエ干菓子
静岡県賀茂郡松崎町松崎315−1

湯ヶ島層群 マツザキサザエ干菓子

埋もれたままの南洋エボリューション

和三盆、水飴、さくら葉粉末(松崎産)、塩(松崎産)

独自に進化したそのサザエは、蓋が夜光貝のそれに似る特徴を持つ。

今から1500万年~1000万年前の伊豆は本州から南へ数百キロメートル以上も離れた海底火山群でした。そこから噴出した溶岩や火山れき・火山灰などをもりもり海底に積み重ね、湯ヶ島層群という地層をつくりました。それらは現在の伊豆半島の地層中に様々な証拠を残しながら現存します。その証拠の一つとして松崎町で発掘されたマツザキサザエは、周りを水深数千メートル級の海に囲まれた絶海の孤島で独自に進化して産まれた、熱帯の海に生息する珍種サザエとし、当時を物語る化石証人として貴重なものです。

化石の採掘地は現在研究真っ最中につき非公開のため、展示場所をご案内しております。